beautiful love ★ 俺様boyと天然girl






『やーい!弱虫みずのー!』





『おまえいっつも泣いてんなあ!』























『…たくみくんと……


…しょーたくんがいじわるするから…ッ





返して…たいせつなものなの!』














『よわむしなやつには返してやらねー!



おまえすぐ泣くからなあっ』














なんでこんなことされなきゃいけないの…








なんであたしはいつもいじめられるの…?






たくみくんとしょーたくん


いじわる…っだいいっきらいっ!












もういやだ…


こんなことする子たちがいる


学校なんて行きたくない…!
























涙を必死に拭って

男の子達に抵抗していた時…

















『いじめてんじゃねーよ!!!』


















後ろから大きな声で叫んできた男の子


















私も咄嗟に振り返ってみると…
















『うわっ!はやてだ!!』












『うっせー!こいつが泣くから悪いんだ!



はやても思ってるんだろっ!




泣き虫がおれらのクラスにやってきたって!』

























はやて…?


















バン!!









『ッテェ……




…うっ…うぇーん!!』














その『はやて』といわれてる男の子は


私のキーホルダーをうばって

しょうたくんの頭を叩いた









『はやてお前!しょうた叩いてんじゃねーよ!』







『謝れよ!!お前らが


こいつのものとるから悪いんだろ!



今度いじめたら許さないからな!!!』

















『…うっ…うっせー!!しょうた!行くぞ!』




『ッ…痛いよぉ…!!』

















あ…



たくみくんとしょーたくん

走ってっちゃった…






















『グズッ…あ…



ありが…っ…うっ…ヒック…』













『おまえもすぐ泣くなよ、弱虫』










『ふぇ…だってえ…っうっくっ…っ…』













私だって直したい…すぐに泣いちゃうこんな弱い心…





























『…くまちゃん…』









そっと私にキーホルダーを渡してくれた












そうだ…取り返してくれたんだ…















『あり…が…とぅ……はゃてくん、っグズ…』












『あとこれもあげる。』















男の子が自分のランドセルにつけてたものを


更に私に渡してきた




















『あおいろのっ…くまちゃんっ


おなじ子っ…!』





















男の子がランドセルにつけていたものが





私と色違いで少し縦に模様が入った

くまのキーホルダーだった























『いやなことはいやってはっきり言え


あいつらまたお前のこといじめるぞ』

















それが出来たら…やってる…











けど…















『…こわい…っヒック』





















言い換えしたら…


もっといじめられそうで…こわい
















泣き虫で自分の意見がはっきり言えない私は


いつまでこのままでいるんだろ…












『じゃあ怖くなくなるまで


俺が言い返してやる』











『え…??』










『お前がいじめられなくなるまで

俺がお前を守ってやる。




このくまはお守り。

弱虫じゃなくなるようにつけておけ。』



























なんで急にそんなことを言ってくれてるのか分からない





なんで急にくまのキーホルダーをくれたのかも分からない












その時の私は何もわかってなかった



わかってなかったけど、

































『うぅ……っ…はやて…く…っ』


















転校して街にもクラスにも馴染めてない私が




初めていじめられてるのを
かばってくれたこの男の子の存在が



当時私の中では『支え』でしかなかった














『俺がお前を守る』



















10年も前にキミとかわした約束。

あなたはまだ覚えてくれているのかな…?