次の日。
ついに、早手との初デートの日がやってきた。
昨日は優希との電話を切ったあと、明日着ていく服を決めようとクローゼットを開いたのが間違いだった。
これがいいかなって着てみて。
やっぱり違う気がして脱いで。
次の服を出しては、また鏡の前に立って。
そんなことを何度繰り返したか分からない。
早手には今まで何度も私服を見られてるし、いつも通りでいいはずなのに。
デートだと思った途端、どれもこれも違うような気がしてしまって。
「これじゃ普通すぎるかなぁ……」
なんて一人で悩み続けていたら、気づいた時にはとっくに寝る時間を過ぎていた。
結局選んだのは、白のふんわりしたブラウスに、淡いブルーのフレアスカート。
いつもの私とそんなに変わらない。
でも、ほんの少しだけ女の子らしく見える気がして、最後はそれに決めた。
そのせいでなかなか寝つけなかったし、やっと眠れたと思ったら今度は朝早くに目が覚めた。
まだ待ち合わせまでは何時間もあるのに。
「……緊張しすぎだよ、私」
鏡の前で髪を整えながら、小さくため息をつく。
今日はいつもみたいにそのまま下ろすんじゃなくて、毛先だけ少し巻いてみた。
変じゃないかな。
頑張りすぎって思われないかな。
そんなことばかり気になって、また鏡を覗き込む。
昨日、服を選んでいる途中で早手から連絡が来た。
『明日、駅前に11時な』
駅前にって……。
私たち、家が隣同士なのに。
いつも通り家の前で待っててくれたら、そのまま一緒に行けるのに。
「なんでわざわざ駅前なんだろ……」
そう思いながらも。
駅前で待ち合わせ。
その言葉を頭の中でもう一度繰り返すと、胸が少しだけくすぐったくなる。
「……なんか、デートっぽい」
いや。
今日は本当にデートなんだけど。
「~~~っ」
朝から何回一人で恥ずかしくなってるんだろう。
昨日までなら、早手と出かけるくらいでこんなに緊張することなんてなかったのに。
“デート”ってだけで。
いつもと同じ早手に会うだけなのに、今日は何もかもが違って感じた。
ついに、早手との初デートの日がやってきた。
昨日は優希との電話を切ったあと、明日着ていく服を決めようとクローゼットを開いたのが間違いだった。
これがいいかなって着てみて。
やっぱり違う気がして脱いで。
次の服を出しては、また鏡の前に立って。
そんなことを何度繰り返したか分からない。
早手には今まで何度も私服を見られてるし、いつも通りでいいはずなのに。
デートだと思った途端、どれもこれも違うような気がしてしまって。
「これじゃ普通すぎるかなぁ……」
なんて一人で悩み続けていたら、気づいた時にはとっくに寝る時間を過ぎていた。
結局選んだのは、白のふんわりしたブラウスに、淡いブルーのフレアスカート。
いつもの私とそんなに変わらない。
でも、ほんの少しだけ女の子らしく見える気がして、最後はそれに決めた。
そのせいでなかなか寝つけなかったし、やっと眠れたと思ったら今度は朝早くに目が覚めた。
まだ待ち合わせまでは何時間もあるのに。
「……緊張しすぎだよ、私」
鏡の前で髪を整えながら、小さくため息をつく。
今日はいつもみたいにそのまま下ろすんじゃなくて、毛先だけ少し巻いてみた。
変じゃないかな。
頑張りすぎって思われないかな。
そんなことばかり気になって、また鏡を覗き込む。
昨日、服を選んでいる途中で早手から連絡が来た。
『明日、駅前に11時な』
駅前にって……。
私たち、家が隣同士なのに。
いつも通り家の前で待っててくれたら、そのまま一緒に行けるのに。
「なんでわざわざ駅前なんだろ……」
そう思いながらも。
駅前で待ち合わせ。
その言葉を頭の中でもう一度繰り返すと、胸が少しだけくすぐったくなる。
「……なんか、デートっぽい」
いや。
今日は本当にデートなんだけど。
「~~~っ」
朝から何回一人で恥ずかしくなってるんだろう。
昨日までなら、早手と出かけるくらいでこんなに緊張することなんてなかったのに。
“デート”ってだけで。
いつもと同じ早手に会うだけなのに、今日は何もかもが違って感じた。
