─────────
ガチャン!!
「びっ…くりした…
おかえり、早かったのね」
「……」
「ちょっと早手ー?
ご飯は食べてきたのー?」
俺はおふくろに何も言わず
自分の部屋に入った
「…はあ………クソッ!!!」
さっきの光景が頭に焼き付いて離れねーっ…
マジであり得ねー…
「……はあ…」
この怒り…どこにぶつけたらいいんだよ…
『水乃っ!浴衣姿超可愛い!!』
俺だってそう思ってるし!!!
…………
俺はカーテンを開かぬまま
水乃の部屋のある方を見た
「…寝てんのか…」
姿も見えないのに
窓見てアイツに訴えてしまう
「……返事しろよ」
なんで慎と仲良くするんたよ…
お前は俺のだろ…?
他の男なんて…見るなよ
「…はあ…」
水乃の部屋に行く勇気もなく
その日はいつのまにか眠りについていた
