「…ねえ真澄…
真澄の服…掴んでていかな??」
「おっ…おうっ!!
はぐれるなよ!!」
ひゃー優希ちゃん乙女だっ!
あんなこと言えちゃうなんてすごすぎ!
てか真澄も嬉しそう…
あの二人絶対両思いだよなー
あたしも早手と手繋ぎたいなあ
早手はそんなこと
思ってくれてるのかな…?
あたしは早手をチラチラ意識しながら
見つめてみた
「…んだよ、チラチラ見てきて
気持ち悪ぃーぞ?」
カッチーン
「なんでもないもん!!」
早手って鈍感!?
本当に人の気持ち分かってない!!!
そう思ってるうちに
真澄と優希がスタスタ先に行っていた
まっ…待ってよぉ…
──────
はあ…やば
歩き疲れたかも…
てか…右足が痛い…
「ん?水乃?だいじょうぶ?
歩くのだんだん遅くなってるけど?休む?」
「えっ!?だっ…だいじょうぶだよっ!」
慎が覗き混んであたしの顔を見てきた
「…やぱ足痛いんだろ?
どっか休むか?」
慎の言葉に便乗してか
あたしの気持ちを分かってない
男が話しかけてきた
「結構です」
早手の声に苛ついて
強がったあたしは遅かった足を
軽やかに歩き出した
「てか… 優希と真澄は?」
前を見ても回りを見ても
二人の姿が見えない
もしかしてはぐれちゃった??
「まあ、あの二人いい雰囲気だしっ
二人にさせてあげておこうよっ!」
慎は笑顔で二人の事を喋った
「そうしよっか!」
せっかくの花火大会なんだし
いい報告が聞けたらいーなーっ
「水乃っ!綿あめあるよっ!買ってあげる!」
「へっ!?いいよっ悪いしっ」
慎があたしの手をひっぱり
綿あめのお店に連れていかれた
「どれがいいっ??色つきも可愛いよっ
やぱ水乃に似合うのはピンクだなっ♪
おじちゃん!このピンクの綿あめ一つ!」
「えっ!?いいっ、いらないっ!」
お金払ってもらうの悪いしっ
申し訳ないよっ…
「水乃前から綿あめ好きじゃん!?
いつか自分で買ってあげたいって
前から思ってたんだよっ!」
