beautiful love ★ 俺様boyと天然girl

「水乃ーっ!!」

「え?」

振り向くと、慎が私を見るなり目を輝かせた。

「超可愛いっ!!」

「わっ、慎――」

そのまま勢いよく飛び込んでくる慎。

――が。

「うわっ!」

私に抱きつく寸前で、早手にぐいっと押し退けられた。

「いってぇ! 何すんだよ早手!」

「……近ぇ」

「まだ何もしてねぇじゃん!」

「しようとしただろ」

「いつものじゃん!」

「うるせぇ」

「何だよー! 水乃、早手がひどい!」

「私に言われても……」

「ほら、行くぞ」

何事もなかったみたいに歩き出す早手に、慎が「待てって!」と追いかけていく。

「ほんと、あの二人変わんないね」

隣で優希が笑う。

「ね」

私も笑って、二人のあとを追いかけた。