「…他の男見ていいとか…
俺許した覚えねーけど…?」
ドキン…
何でっ…
「…意味わからない…です」
早手の許可がいるのよっ!
とか突っ込んでる暇はなく
あたしの顔は真っ赤なんだろうな…
「…なあ…」
「…はい…」
頭が真っ白のあまり
返事をするのに精一杯なんだよっ…
とりあえずギューってしてるのを
離していただきたい…っ
「……俺より…達也兄がいいわけ?」
「…へ…?」
「…お前は昔から俺のもんだろ…?」
トクンッ
え?え?
なっ…
何がっ?意味全然理解できない…
「…え…っとぉ…」
早手…今日変だよっ
いつも変だけど今日は特別おかしいっ!
「…だから………
お前は俺だけ見てたらいいんだよっ!」
っはぁっ??
「いっ…いっ…意味わかっ…わかんないっ!」
やばいっ!あたしめっちゃ噛んだっ!
「プッ…お前噛みすぎだろっ?」
うっ…
こいつに言われるとめっちゃムカつく…
てか動揺させてんのは誰よっ!!
あんたの言葉のせいで………
ガリッ
「ッテェ!!
お前服の上から噛んだだろっ!!」
あたしは早手の腕を思いきり噛んで
ようやく身が自由になった
「何で早手のことばっか見てなきゃ
駄目なのよっ!気持ち悪いっ!
ってかあたしはあんたのもんになった
覚えもないしっ!
だからあんたに従う筋合いもありません!」
「っはあ!?テメェなあっ!
俺がお前が倒れたって聞いたから
真っ先に駆けつけてやったのに
その態度はなんだよっ?
つかお前は俺のなんだよ!
黙って俺に従えばいいんだよっ!」
プッチーーーン
ん?なんか頭のせんが切れた
「意味わっかんない!!!
幼なじみだからって俺だけ見てろとか
身勝手なこと言わないでよっ!
何でそんなこと言うのかが理解不能!
兵藤さんのこと好きなくせに!
駆けつけたとかいいながら
そうして兵藤さんにいいところ
見せたかっただけでしょ!?
そんなの迷惑ですから!!」
「…は?…ちょっと待て」
「だいたい男の子が
女子の部屋入ってきたら駄目なんですけど!?
てかまず行く部屋の場所間違ってるでしょ!」
「…水乃、待てっ…て「あんたは兵藤さんのところでしょうが!
幼なじみより好きな人をとるのが
普通でしょっ!だから早く
ここから出ていっ…ッ!?」
………へ?
またこの感じ
今度は正面から抱き締められてる!?
「…ちょっ…いい加減にっ「お前だよ…」
…?
微かに聞こえた早手の小声
「……は…やて?」
「…俺が好きなのは…お前」
