「しっかし天気悪そうだよなあ」
「本当だ…練習なしでいいんじゃね?」
みんなが口々に話している
確かに…
若干小降りだけど雨降ってきてるし
───────
「では!山道ランニング
昼までに走ってここに帰ってこい!」
結局練習はあるんですねー
みんなたぶん同じ事を思っただろうなー
「早手くん、一緒に走らないー?」
「……俺は自分のペースで走るけど
まあ、ついてこれるなら」
「兵藤ちゃん!積極的だなっ!
俺と真澄も一緒に走るけどいい?」
「うん!あたしたちも
他の友達とも走りながら
早手くんと一緒に走るっ」
ドクン…
なんでだろ…
泣きたいのに泣けない
「…水乃?大丈夫?」
「えっ?うん!全然大丈夫!」
こんな気持ち…
優希には言えない…
兵藤さんに嫉妬してるなんて
誰にも言えない
嫉妬なんか…
醜い女の子みたいで嫌だ
こんなの早手に気づかれたら
余計嫌われちゃうよね…
「……ごめん優希…ちょっと顔洗ってくる」
