声のする方に
顔を向けたらセンパイがいた
海からそんなに距離ないから
すぐにあたしに追い付いたんだ…
でも…なんで告白したとか
早手に言うの…っ?
「早手、俺やっぱ水乃諦めれないわ
他の男に渡すなんて出来ない
もちろんお前にも渡せない。任せたくない」
ドキン…っ
なんで達也お兄は
急にそんなこと言い出すの…っ??
あたしのことずっと妹として見てるって
言ってたのにっ
逃げたい…この場から逃げたいのに
「…っ!…」
早手が手離してくれなくて
ふりほどけない…っ
「……水乃…好きだからな」
ドクン…
昔だったら泣いて喜んだ言葉なのに
今は言ってほしい人が違うの…っ
「こらっ!お前ら何やってんだ!!」
「!」
顧問のコーチが
あたしらの存在に気づいて
こちらに向かってきた
「あー!コーチすいません!
すぐ部屋に入りますっ!」
手を自由にしてくれた瞬間
走って自分の部屋に入った
合宿初日からこんなの
ヤバイじゃん…………っ
