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ザザ…
奥野センパイに誘われて
今は海に散歩にきている
来ているんはいいんだけど…
「もう夜だし暗いなあー」
「…」
「今日の練習メニューきつかったなっ!
俺受験のことで最近部活来れて
なかったから体力落ちててさー
まじ今回の合宿はきついよ…って水乃!?」
「……ヒック…ッ…」
「…えっ……なんで!?
ごめん…っ夜の海怖かったか??」
違うよ…っ違うもんっ
…あのデートから
一切メールも電話も
返してくれなくなって
もう話せないと思ってたのに…
なんで冷たくなったり
優しくなったりするんですか…っ
「……このまえは…ごめんなさい」
センパイのやりたいことがわからないけど
まずはあたしが謝らなきゃだよね…
「あたし…観覧車怖くてっ…
本当は乗れなかったんですけど
急に早手が乗ってきてすっごく
驚いたんだけどっ…
あのときは…ごめんなさい」
言いたいことめちゃくちゃで
たぶん伝わってないよね…
「…っ!?」
センパイがあたしの頬を触ってきた
てか…っ顔近いよ…っ!!
あたし…泣き顔見られちゃう…っ
「…俺も気づいてあげられなくてごめん」
………え
「…セッ…センパイは悪くないよっ!
乗れないあたしが悪いからっ…」
あたしがあのとき嫌がらず乗ってたら
早手だって来なかっただろうし…
「でも…俺にも甘えてほしいな
ちゃんと嫌なことは嫌って言って?
もっと水乃を教えて?」
トクン…
センパイは優しい…
こぼれ落ちる涙を拭ってくれる
「……俺に隠し事しないで…?」
ドクン…
「センパイ…?」
センパイはあたしの手を握って離そうとしない
「……っあの…」
「好きだ」
