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「んじゃあ終わります
気を付けて返りなさいよー」
あー、だるー、暑い
ここの学校いつになったら
教室クーラーつけてくれるわけ?
つか、部室にも冷房ないし
どんだけケチってんだよ、
「早手くん!放課後遊ばない?」
「みんなでカラオケ行こうよ~」
前に比べたら落ち着いた俺のギャラリー
おっかけしてくれても
なんちゃ嬉しくないんですけど
「俺、部活だから」
「やーんっ!じゃあ見に行くっ!」
「えっ!ずるぅーいっ!あたしもぉーっ!」
………
まじでキモい(笑)
お前ら他のやつと喋るとき
そんな声出してねーだろ
俺と同じクラスのせいで
お前らの作り顔ってことも
見えてきちゃうのですよ
「早手くんっ!バイバイっ!」
えー、部活見に来るいっておいて
結局見に来ないのですか
口だけの女って怖え…
てか、水乃先部室行きやがって…
……なんか俺、避けられてね??
なんかしたっけかな…?
グラッ!
え…?
バサバサバサバサッ!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
え?なに?なんで俺の顔見てくるの!?
俺が悪いの!?
俺の正面で本いっぱい
落とすあんたが悪いのでは!?
しょんぼりした顔で
急いで本を集める女の子
……しゃあないなあ…
俺も一緒にこの子が落とした
本拾いを手伝った
てか…これって
バスケの漫画?
あれ?これって
俺も呼んでる最近出た新刊じゃんっ!
「神崎くん…ありがとう
てつだってくれて」
照れてるのかその子は
顔を下に向けて俺に礼を言ってきた
てか、俺の名前知ってんだ…
「…好きなの?バスケ」
「え…っ、はいっ!」
「俺も好き、この漫画」
「そうなんだあ。バスケの風をきるかんじや
ボールの感触も好き。
あとやったあとの達成感とかも好き」
「……なんかそれ俺も分かる」
なんでだろ…
彼女とは初めて話すのに
はじめましての感じがしないんだけど…
