「んじゃあ、優希いねーのが
寂しいけど、4人でアイス行こうかっ!」
慎は先頭をきって走り出した
あいつバカだろう…
こんな糞暑いのに走るバカがいるかよ(笑)
「神崎ー!お前体育館館に
忘れ物してるらしいぞ!」
え?俺?忘れ物?
同じ一年の笹山が
教えてくれたけど
「俺なんも忘れてないけど?」
「知らないけど
キャプテンが神崎の忘れ物に
見つけて気づいたみたいだぞー」
「は?」
センパイ…
今日はいつも通りだったのに
昨日のことはなかったことに
するのかと思ったのに…
「…わかった…サンキュ、行ってくるわ」
今の今になって
話があるってことかよ
「悪い…先行ってて…」
「え?忘れ物なら待ってるぜ?」
「いや…長くなりそうな
忘れ物になりそうだから…」
「は?」
真澄が頭を傾げて俺を見てきた
なんつーか、説明に苦しむんですが…
「…とりあえず、慎もあんな遠くに
走ってるしさ、こいつ連れて先行ってて。
店はいつもの店だろ?」
「…早手」
つーか、やっぱセンパイがすること
理解できないっす
あんなに練習の時は
普通に接して試合したのに
まあ、白黒はっきりしてるってことか
