25分の怒濤の観覧車タイムは終わり
やっと地平に戻ってきた
「…お前よく寝てたよ」
「ふえ?そんなことないよっ!?」
「よだれのあとついてるぞ」
「うそっ!?ええぇ!!///」
恥ずかしいじゃんっ…そんなこと言われたらっ
「あ、やっと終わったあ~」
「え"!!優希!!!??」
なんで………なんでなんで優希まで!?
え……というより
「そうだっ!早手!
なんでここにいるのよ!?」
「あら?あんた観覧車回ってるとき
たくさん時間あったのに説明してないの?」
は!?優希はなんで平然に話してるの!?
「あー…おう…」
頭に手を当てて
優希を見ず答えた
え、どういうこと!?
てか奥野センパイがいない!
「あ、キャプテン帰ったわ」
ええええぇっ!!!
もうっ!なにがなんなの!?
なんでセンパイはいなくて
優希と早手はいるのさっ!!!
「なにがなんなの!?
わかんないんだけどっ!!
っというより、なんで二人がいるの!?
偶然にもあり得なさすぎだよねっ!
なんでどうなってるの!?
えっ!?ええぇっ!」
バコンッ!!
「ったあいっ!」
優希に思い切り頭を叩かれた
「頭痛い、五月蝿い、黙りなさい」
へっ!?…優希ちゃんっ…
なにその三拍子…っ
しかもそんな怖い顔しないでっ
「あたしと早手は偶然本屋で会ったのよ
んであたしがご飯奢りなさいと言って
あそこの喫茶店に入ったのよ」
優希が指差したのは
あたしとセンパイがさっきいたあの喫茶店
「そしたら偶然あんたとキャプテンが
デートしてんの見えて、観覧車に向かって
あんたたちが歩いていってたから
何故か早手が血相変えて
あんた達のところに走っていったのよ」
へー、そうだったんだあ
そっか、今日の半分は
二人で過ごしてたんだな
まあ、二人も幼なじみみたいなもんだもんね
なんでだろ
ムカムカする
バシッ!!
「いってぇっ!!」
優希が早手のお腹を叩いた
「つか、あんたはなんで
血相変えて走ってったの?」
ドキン…
思い出すのは観覧車の中での出来事…
暖かかった…早手のぬくもり…
「俺も観覧車乗りたかったからだよー」
え…
「ふーん。なら一人で乗れば
よかったじゃない」
「るせ、一人より誰かいた方がいいだろ」
「あたしがすぐ隣にいたのに
やっぱりあんたは水乃を選ぶんだね~」
ドキンっ
え…?
それ、どういうこと?
「…悪いかよ」
ドキン…ドキン…
だめだ…
さっきのぬくもりが
未だに残ってて
早手の言葉に余計ドキドキしちゃう…
