なんでだろ…早手に
包まれてたら…落ち着く
安心する
このドキドキ…胸のきゅうんってなる痛さ…
「…水乃?」
ドキン…ッ!
絶対ないと思ってたのに
幼なじみの早手相手に…
こんな気持ち…
芽生えるわけないと思ってたのに…
あたし…早手のことが好きなんだ…
だからこんなにもドキドキして
安心するんだ…
今更…気持ちに気付いても遅いのに
クーラーが聞いてる
観覧車の中は少し寒いかなって思ったけど
肌の温もりでちょうどいい温度で包まれて
あたしはいつのまにか眠りについていた
「…おい?水乃?」
「…ンニャ…」
早手が一緒だったら
観覧車だって怖くないんだ…
あなたの隣なら
こんなにも安心して乗れるんだね
「…は……やて」
「……え?」
観覧車の頂上で
あたしはすっごく幸せな夢を見た気がする
「寝言?…可愛い寝顔しやがって…
襲うぞ…コラ…」
そんなことを早手が言ってるのも
気づかず、深い眠りについていた
