真っ赤な顔を隠すために手を添えていて…… 見たことない翔太の表情。 「……やっぱ、さすがに照れんな」 「……」 口元が緩まないようにか、声に力がはいっていた。 でもそれは、無理をしている声で。 ……翔太が、照れてる……。 「……っ」 そう思うと、また顔が赤くなってしまった。 気づいた時には、さっきの切なさが消えていて。 「「~……」」 二人して、照れてる私たちは周りからどんな目で見られてるんだろ……。 でも、そんなこと気にしてられないくらい 私はドキドキしていた。