髪の毛を乾かし終わってリビングに戻る。 でもそこにはやっぱり翔太がいて。 嫌でも思い出してしまう。 また顔が赤くなりそうになって、 なんとか耐えた。 「さっさと食べるぞ」 椅子に座って準備万端な翔太にせかされて椅子に座った。 「うちのお母さん、フレンチトーストなんて作らないよ」 テーブルにおかれたフレンチトーストは美味しそうな匂いをさせて、朝なのに食欲がでてきた。 やっぱり翔太は悔しいぐらい料理が上手い。