「ほら、早く起きろ」 それだけ言うと翔太は着替えてくるっと言って奥の部屋に行った。 翔太のせいでしょ……って言おうとしたけど、声がでてこなかった。 心臓がばくばくしすぎて、それどころではなかったから……。 「……ほんと、ダメだ……」 頬っぺたが燃えてしまうんじゃなかいかってぐらい熱くなってしまって、 しばらくソファーから動けなかった。 ーーいつからこんなに…… 翔太にドキドキしてるんだろう。