「とりあえず食おうぜ」 ……今しかないよ。 そう言って、背中を見せた翔太に向かって叫んだ。 「翔太っ!ご、ごめんね!」 翔太が振り返る。 その顔は、今まででみたことがないくらい、 不思議そうな顔をしてた。 私が謝るって、思ってなかったからかな。 目が合ってしまって思わず俯く。 「……えっ」 「ごめんね……」 勢いで叫んだからか、ごめんね、しかでてこない。 「……」 それでも、少しずつ言葉を絞り出す。