「とりあえず寝てたら?
ベッドは……全部空いてるね。
好きな場所で横になってなよ。
職員室行って誰か空いてる先生に言ってくるから」
言って、私を適当なベッドに連れてくと、そのまま保健室を出て行った。
私は上履きを脱ぎ、言われたとおり横になる。
……頭がクラクラする……
一時間くらい寝たら……少しはマシになるかな……
放課後のことは後で考えよう……
一人で行くのは怖いから、舞ちゃんに付き合ってもらって――――……
考えながらウトウトまどろんでいると、カーテン越しに保健室のドアが開く音がした。
それでも、眠くてたまらない………
小池さんが、先生を連れてきてくれたんだ……
「せ………せ…ぃ」
そして、
カーテンが開けられたときにはすでに夢の中―――…
.


