「………ハァ……ハァ…」
「ふっ……エロい顔」
涙ぐむ私を見下ろしながら、小さく笑う先生。
もう、文句も言えないくらいに、熱でやられてる。
ぴたりとついた体。
先生の重さが心地良い―――
「せん、せ…」
息が切れる私を先生はじっと見て、フッと自嘲すると私の上から体を離した。
「……悪かった。
もう帰りなさい」
まるで、その瞬間から見えない壁が私と先生の間に立てられたような、拒絶の言葉。
……私に触れてくれたのに……
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…