「何で三上なんだよ…」 低いその呟きに、私は俯いたまま答えられない。 見上げた空は歪んでいて……青だけが、瞳に映る。 「なんで」なんて、私が知りたい。 “なんで、先生じゃなきゃダメなの……?” 「ごめんね…」 手の温もりが、悲しくて。 私は今、友達を一人無くしたんだ…… .