母の病気が判明したのは2か月前だった


『ねぇ、真昼
お母さん、余命宣告されちゃった』


いきなりの告白に
あたしは最初
冗談かと思った


2人きりの夕食の時だった




数か月前から背中の痛みを訴えてた母

仕事が忙しく
なかなか病院にも行けず
やっと検査を受けに行ったと思ったら・・・


『ど・・いうこと?』

いつもの冗談ではない、と
あたしは覚悟を決める


『胃がんだった』
母は少し・・・俯いて言葉を続ける



『進行性の胃がんだって・・・』
そういって笑う母



『何いってんの?』
あたしは信じられなかった・・・・


冗談で言ってるんじゃないって分かっても
現実を受け止められずいた