私の名前は、川野めぐみ。





ごくごく普通の高校2年生になるところです。
というのも、今は1年生の終わりたてで
絶賛春休み中だからです。





まぁ、それは置いといて...






遡ること1時間前・・・ー









「めぐー?」


「.....なに?」





いつも私のことを「お前」とか
言ってるお兄ちゃんが、めずらしく
名前で呼んできたことに少し
不信感を抱きながら答える。





まぁ、こういうときのお兄ちゃんは
かならず裏があるんだけど






「あのさぁ、ちょーっとお願い
聞いてもらえないかな??」





「.....は??」





無駄に整った顔で「ねっ?」と
笑顔で言われる。





そこらにいる女なら
目をハートにして、そく「はい!」て
答えるだろうけど...
妹の私にはやるだけ無駄だし
むしろ、不信感が募る一方だ。






「意味がわからない」

「まぁまぁ、いいから!聞けって」






さっさと自分の部屋に逃げようと
立ち上がるが、有無を言わさず
座らせられる。






…この、いつも自分1番野郎が…





と心の中で、お兄ちゃんを
殴り飛ばす






まぁ、実際は出来ないんだけど。