クールな彼に愛をっ!



「...っな、...ヤッパリ、イケスカナイ」



「いけすかなくて、結構です」






小声で言ったつもりだろうけど
丸聞こえだ。
地獄耳な私をなめんなよ。




てか、マキさんのせいで
変な特技できちゃったし。
地獄耳って初耳だよ。




そんな風に心の中で、自分と
やり取りをしていると
マキさんのほうが、渋々と
近寄ってきた。