高校生になって
ますますブレイクしていきそうで
色んなことに挑戦して
幸せな芸能界生活を送るはずだった。


でも実はその頃、学校では
芸能人だからっていきるなとか
悪口をゆわれたり、罵られたり、
とても楽しいものではなかった。

こんなこと言われるなら
いっそ辞めれたらとも思ったけど
やっぱりファン様の顔を思い出すと
続けなくちゃ頑張らなくちゃって
思い聞かせて。
歌を歌うことは嫌いじゃなかったから
仕事は生きがいだった。


でも思い込みすぎたのかな。


初めは、
酷い咳が出始めた。

病院に行ったらただの風邪だって言われて。
信じてた。ずっと。


だけどその願いは叶わなかった。


学校の合唱コンクールで
私はソロパートを任されていたの。

けど練習中に…




突然声が出なくなった。




何度出そうとしても
擦れるような音だけがマイクを拾って
辺り一面に響いた。