大切だった。

カツカツ



ブーツのヒールがやけに響くここ。




いつものようにホテル街に来たあたし。




大抵ここに来ればお金をもらえるし、泊まることも出来る。





まぁ、その代償はカラダ、だけど。





外見はネオン輝く華やかな街だけど、そんなのはウソ。





一枚皮を剥がせば中身は汚い大人の欲望で埋め尽くされた世界。










「はぁ...」




そんなことは百も承知で来ているあたしも、汚れてる。









くだらないことを考えていると、少し遠目の男と目が合った。





今日の相手はアイツかなぁ。






そんなことを考えていると案の定男は声をかけてきた。








「ねー俺といいこと、しない?」 







ほらね、てか『いいこと』って…。










くどい、ヤりたいならそう言えばいいのに。