どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



見つめ合い、ぎゅっと目をつぶり

彼にキスをねだったら、星野くんは小さな声で言った。


「ごめん心、俺彩香とキスした」


知ってるよ。


クリスマスの時、それを知ったのも悲しかったけど

直接見てしまったこともとても悲しかった。


「お前といれないなら、もう何もかもどうでもよかった

毎日さ、魂抜けたみたいな状態で過ごしてさ

キレイなもの見ても、楽しいことしようとしても

何も思わないんだ。


だけど今日、お前といてたくさんの感情が戻って来た

楽しいとかキレイだとか、もうお前を離したくないだとか……


生きてるんだなって思ったよ」