大切な存在は絶対に失いたくないんだという 気持ちが生まれた。 だからこそ、人は守ろうとする。 だからこそ、人は強くなる。 渉は俺にとって特別な親友だ。 ただの友達じゃない、特別な親友。 「…………。」 渉はついに口を閉じた。 そこからはお互い、話すことがなくて 無言の時が流れた。 しばらくそうしていた時、 渉は突然言った。 「心ちゃんさ、俺のこと好きなんだってよ この前言われたし文化祭の時に。」 「…………」 俺は黙って渉の言葉を聞いていた。