どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



女の子たちが嫌がる星野くんを無理やりステージに連れて行く。

すると横井さんと呼ばれる人は顔を赤く染めながらマイクを持った。


「星野翼くん。あなたのことが好きです……

もしよければ私と付き合って下さい」


彼女の言葉を聞いた瞬間


私は星野くんに告白した時を思い出した。


1回目はつい口走ってしまって

2回目は準備をしたのにぽろっと出てしまう。

こんなふうに形通りの告白ではなかったけれど

彼には伝わったんだなぁって。


思い出してしまった。


心臓がドキドキする。

私が告白しているわけではないのに

彼の顔を見るといつも緊張してしまって、でも心臓は温かく音をたてるの。


嫌だよ、星野くん。

うんって言わないで。