顔を手で隠して寝っころがっている。 授業はもう始まってるのに……。 人のこと言えないけれど私は心の中で星野くんに言った。 彼の近くに行っても、気づく様子はない。 〝星野くん” そう、確かに彼は近くにいるんだ。 こんなふうに近くに手を伸ばせばすぐに触れられるほど 思わず伸ばした手は星野くんの頭に触れた。 「ん……?」 そして、彼がそれに気づいたら 隠していた手をどけてこっちを見た。 「心……」 さっきまで寝ていたのか寝ぼけた様子で私を呼ぶ。