どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



顔を手で隠して寝っころがっている。


授業はもう始まってるのに……。

人のこと言えないけれど私は心の中で星野くんに言った。


彼の近くに行っても、気づく様子はない。


〝星野くん”


そう、確かに彼は近くにいるんだ。

こんなふうに近くに手を伸ばせばすぐに触れられるほど


思わず伸ばした手は星野くんの頭に触れた。


「ん……?」


そして、彼がそれに気づいたら

隠していた手をどけてこっちを見た。


「心……」

さっきまで寝ていたのか寝ぼけた様子で私を呼ぶ。