どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



「そんな事、しないでっ!」

「うるさいわね!!」


彩花ちゃんは私の腕をがしっと掴む。


「あなたに何が分かるの?

痛みも知らない、何もかも不自由ない暮らししてる人に

何がわかるの?

いい加減翼に付きまとうのやめてよ!

迷惑なのっ!!」


ぐっと力強く押された私の体は後へと飛んで壁へと当る。

ダンっと鈍い音が響いたと思ったら


ガラー!

星野くんは勢いよく部屋に入って来た。


「ごほっ、ごほっ」


せき込む彩花ちゃんにかけよる星野くん。


「おい、大丈夫か彩花?」