どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



星野くんと一緒にいたい。


「1時間目サボろうか」

「うん」


彼は子供みたいな無邪気な顔で笑った。



ーー
ーーー


そして、

「何だよ、2人してサボりかよ〜」


1時間目が終わり教室に戻ってきた私たちはさっそく佐野君にからかわれる。

私が笑顔になりながら佐野くんの横を通った時


「良かったな」

佐野くんは小さな声でそう言った。


星野くんに気付かれぬよう、笑顔を向けながら頷く。

すると、佐野くんも笑った。


優しいな、本当に。