どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



あんなに私の事悩ませるくせに

たった一言でこんなにも私を喜ばせてくれるんだから。


キーンコーンカーンコーン


すると1時間目の始まりを知らせるチャイムはなった。


「よし、翼くん行こうか」


「心」


ドキンー

その瞬間、今まで以上に心臓が大きく音をたてた。


「行くなよ」


たまに、本当にたまにだけれど

星野くんはすっごく寂しそうな顔する。


置いてかれた子供のような顔をして

泣きそうな表情を浮かべるんだ。


私はもう一度イスに座り直す。

本当は授業をさぼっちゃいけないけど


今はここにいたい。