見ちゃいけないやって目を逸らすけど 危ないからちゃんと見てなくちゃって、手元に集中する。 なんか……ドキドキする。 静かになった教室で、そこには私達しかいなくて 変に意識してしまう。 だけど、それは私だけでは無かった。 「聞こえてねぇ?」 「え?」 「俺の心臓の音、すっげぇバクバク言ってんだけど」 ずっと針に集中していたから 彼の顔を見ていなくて、今やっとちゃんと見たら 彼は目を思いっきり逸らして手で顔を隠していた。 「照れ……てる?」 思わずそう言った。 だって耳が赤いから