どんなに涙があふれても、この恋を忘れられなくて



「おう、じゃあそうするか」


彼の言葉を聞いて私は持って来たシートを広げると、

彼に座るように促してからお弁当を開けた。

これで桜が散っていたらすごくいいのに


「はい、これ熱いお茶ね」


時期外れっていうのが少し残念だ。


「わ、弁当すげぇな……」

すると、張り切って作ったお弁当を見て星野くんは感嘆の声をあげた。


「へへっ、頑張っちゃった」


だって好きな人に食べてもらえるんだもん。

嬉しくて嬉しくて、時間も忘れて一生懸命作った。


「食ってもいいか?」

「うん、どうぞどうぞっ」

なんか、ドキドキするなぁ。