「……んっ」


キスをする。


ええ!!キス!!

驚いて、慌てて離れたら星野くんは


「わり……」

気まずそうに目を逸らした。


「何で……」

「可愛かったから……つい」


どんどんと声が小さくなっていく。

そんな彼も愛しいって思うからきゅんとする。


「それじゃあ……もう1回したい」


私も目を逸らしてそう言えば星野くんは笑って言った。


「お姫様、目をつぶって頂けますか」


「あー!佐野くんに色々吹きこまれたでしょ!!

星野くんまでバカにする!」