「帰るぞ」 「うん」 カバンを持って立ち上がり、一緒にクラスを出ると 少し周りはざわついていたけれど大丈夫。 だって私には大事な友達がいるから。 何かあったら助けてくれる。 逆にその子に何かあったら全力で助けたい そういう人がいるから大丈夫なんだ。 校舎を出て、2人で歩いていると 特に意味のある話しをしていなくても楽しかった。 「で、数学の鬼教師がねこの前 お前は鈍くさいからって言ってきて……」 「あのさ、松山。」 私がたわいもない話をしていると 星野くんはそれを遮って言った。