幼馴染、マネージャー、恋人。

こうして私が会いに来たとき料理を作るのもお決まり


ここのところ大分、上達した


リズムよく包丁が動く


「ふふんふんふんふふ♪」

思わず鼻歌を口ずさむ



きゅっ



後ろからぎゅーとされる


「陽介?」


「俺の嫌いなニンジン入れてない?」

耳元で囁かれて少しドキリとする

「ダメだよー、好き嫌いしちゃ」

「食べなきゃだめ?」

「だめ」