「かんべんしてくださいよー」


誠はこうべを垂れる



「まぁまぁ、可愛い彼女が頼ってきたらちゃんと助けてやれよ?」


キャプテンはニヤッと笑うとボールをしまい、更衣室に入って行った


「…お願いします。宿題、手伝ってください」

「…っとに。しゃーねーな」


ガシガシ頭をかくと、誠も更衣室に向かって歩き出した


「明日午前練だよな?二時に俺んちな」

彼は後ろを向いたまま言い放ち、そのままキャプテンと同じく更衣室に入って行った

「わ、わかった!」