「ええ⁉琳菜が新入生代表⁉って事は首席⁉」


そうなんです。


私、実は首席だったりするんです。


でもそれは分かりきっていた事。


首席じゃなければ、お父さんは黙っていない。


首席しか…とってはいけない…。


それがプレッシャーに感じる事もあった。


だけど…仕方ない事なんだ。


藤ノ宮家に生まれてしまった私の使命でもあるのだから…。


「じゃぁ、行ってくるね」


千歳に微笑んでから、壇上へと向かった。