「美桜…。


ここで、何が起きても、俺が美桜を守るから。

余計なこと、考えるな」





あら、葉月

やっぱり起きてたのね




それより…聞き捨てなら無いわね。




余計なこと?

それはいったい、なんのことを言っているの?




マスターのために命を捧げること?


これは私にとっては最優先事項なんだから

余計とは程遠い。



守る、って言ってもねぇ……


たしかに、男である葉月やマスターには、力じゃかなわない。



私は自分の力の限界も知っている。



私は強い。



自信過剰なわけではなく、

それが事実だということを葉月は知っているはず。






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