屋上で昼寝していると、

授業開始のチャイムがなった。



マスターも葉月も気にせず寝ている。


私もだけど、この二人は物音や気配に

敏感だから、聞こえているんだろうけど。



無防備な姿をさらしているということは、

それだけ私を信用してくれているということ。



まぁ、当たり前だ。

それだけ私はマスターに尽くしてきたのだから。


マスターは優しいから私に服従を求めない。


私自身がマスターの人形でいたいと望んでいる。


それでいいのだ。

それだけが私の存在意義。





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