150年前の勿忘草



「僕は、ずっと君が好きだって言ってくれた僕のままだから」


「うん…」


「じゃ、またね」


「うん、また」


栄太は片手をあげ、今までとは違って無邪気に笑った


私も片手を振る


「目、瞑って」


言われるがまま、目を閉じた


その時、私の唇に何かが当たった