私は栄太に言った 「でも、一つ言えるのは、栄太は私のヒーローだってこと」 「…ひーろー…?」 「うん、正義の味方 栄太は私を変えたんだよ 何もなかった 将来の夢とか、理想の自分とか 栄太を知るまでは… でも、栄太を知って、見えてきたの 自分の夢 栄太をもっと多くの人に知ってもらいたい 私の人生をかけて、栄太の生き方に触れていたい 栄太の生きた時代をもっとみんなに大好きになってもらいたい って、そう思ったの 栄太のおかげで見つけられたの、やりたいこと」 私はまっすぐに栄太を見た