空を見つめるその姿は、ぼんやりと光に包まれている



「栄太郎!昼ご飯ですよ!」


「はーい。今行きます!」


返事をした少年は、再び少女のいる方を振り返った



「…あれ?」



一瞬の出来事だった


もうそこに少女の姿はなく、いつもと変わらない風景が広がっていた