150年前の勿忘草



「栄太…」


名前を呼んだら、声が震えた


「何?」


声が聞こえる 笑ってる


愛しくて、優しくて、温かい


こんな声で、こんな笑顔だったんだ


私、ずっと逢いたかったんだよ


ずっと、探してたんだよ


見ることも、触れることもできないと思ってたよ


でも、今こんな近くで…