「友情と愛情を一緒にしないでくれる?私の愛の力が勝つに決まってるじゃない!それとも何?羽矢抖くんは航介のこと、友情とは違う意味で愛しちゃってるの?紫月がいるのに?」
「ちょっと琴子。そんなにむきにならなくても……」
「そうだよ」
羽矢抖は急に真顔になって、きっぱりと言う。
「……え?」
「羽矢抖、それ本当……?」
先ほどとは比べ物にならない静寂が、部屋に満ちる。皆の目が羽矢抖に集まっていたが、恐らく一番凝視していたのは航介だったろう。
「ちょっと琴子。そんなにむきにならなくても……」
「そうだよ」
羽矢抖は急に真顔になって、きっぱりと言う。
「……え?」
「羽矢抖、それ本当……?」
先ほどとは比べ物にならない静寂が、部屋に満ちる。皆の目が羽矢抖に集まっていたが、恐らく一番凝視していたのは航介だったろう。

