でも、このズタズタの心はどうすればいいの? そんなことを考えてると、 足もとにサッカーボール。 「ん?」 私はサッカー部の方にボールをけった。 その蹴ったボールを受け止めたのは 柳川。 「ありがと。」 お礼を私に言う柳川。 ただ、蹴っただけなのに、 そんな勿体ない言葉… ありがとう。