闇桜~孤独な少女~









1階からものすごい音が聞こえてきた






その瞬間、みんなの顔が
厳しい表情になった






皆急いで部屋を飛び出して行く





來基は僕から離れて






「桜華、いいか?ここから
一歩も出るんじゃねえ」





『でも…』






僕は喧嘩出来る。



人数は1人でも多い方がいい。






來基にそう言ったら





「ダメだ。」





『なんでっ』






僕は強い。




なのになんでダメなんだ







「強くても怪我するかもしんねえだろ。
俺は桜華に怪我してほしくねえ」






『怪我なんか「わかんねえだろ?」』






「な?すぐ戻ってくっから」