「そうか!ありがとう。
演奏する曲は君の得意な『アヴェ・マリア』にしようと思う。」


「はい!分かりました。すぐに準備してきます。」


そうして私は、学園長室から出て演奏の準備を始めた。


おさげをほどき、スカートを5回くらいおってヴァイオリンを持ち、講堂に向かう。


入学式はあっという間に私の演奏へとなり、私は久しぶりの緊張感にワクワクしながらステージへ出た。