急いで駆け寄り望月を抱き上げたが、 意識がないのがわかった。 「誰か!!!はやく、きゅ救急車!!」 周りにいた生徒たちに叫んだが、うちの学校は校則でケータイを持ち歩くことが禁止なため、誰も持っていないようだった。 「くそっ!」 急いで立ち上がり公衆電話まで走った。 「すいません、救急車おねがいします!」 なんかやな予感がしたんだ、 周りの生徒たちは過労だろうとはなしてたけど、そうじゃないような、 よくわからないけどとにかく いやな予感がした。